個人の集合体である企業組織には、メンバーの能力を十分に発揮できているもの、そうでないものとそれぞれ特有の性格があります。高い成果を挙げることの出来る活力ある組織は、信頼に裏付けられた意思疎通と信頼から生まれる貢献意欲が高い傾向にあります。

KD-Ⅰ調査は、組織における意思疎通の測定を行うものでありますが、同時にその背後にある経営理念の創造性や、メンバーの人間性にもとづいて形成される組織性格の診断を合わせて行います。
企業に働く人々の心意(深層心理)を生活の場である9領域60項目について、刺激語に対する反応語によって定量的に測定するものです。

経営活動は決算という一定の手続きを経て、財務諸表としてまとめられる。
これを基盤として経営活動の良否を、

1. 内外情勢への対応
2. 人材の効果的活用
3. 総合的・統一的な企業行動の効率

の点からトータルに分析して、改善目標を明らかにするのが、企業行動力分析の目標である。
企業活動は、安全性、収益性、循環性、活動性、創造性の５領域によって行う。

経営体は①企業の存在価値体としての外部社会(六種の利害関係人)との関係の中において、②独立体としての主体性をもって動態的に対応していきます。
そのため、経営機能を組織化し、③その組織内に自由なる意思を有する従業員を組織化し、全体と個の連鎖を持ちながら、有機的に結合され、ダイナミックに活動しています。

組織に生命を通わせ、全体と個を生かし、企業生命を永続的に継承発展させるのが、ホロニックマネジメントの目的です。